左手薬指に結婚指輪をつけるのは愛の血管があるから?
愛の血管の存在
結婚指輪をつける指は、昔から左手の薬指とされています。理由としては「左手薬指には心臓に繋がる血管が発しているから」です。義務教育を全て終えている人であれば、些か疑問に感じる理由です。
そもそもどこの血管でも、最終的には心臓に繋がります。左手薬指に走る血管だけが、心臓に繋がっているわけではありません。右手・足・頭など体のありとあらゆる箇所は、心臓に全て繋がっています。「左手薬指は心臓に繋がる血管がある」というのは、どこから来ているのでしょうか。
心臓は人類が踏み入れてはならない領域
古代時代は、現代人が想像しているよりも医術は発達していました。現代でも難しいとされる手術も、古代時代に既に進められていたと考えられています。物的証拠も挙がっているため、ほぼ間違いはないでしょう。
ところが心臓だけは、人が触れてはならない領域であると本気で考えられていたのです。心臓には神様が宿っているから、下手に手を出すと罰があたると思っていたのでしょう。心臓に医学のメスが入ったのは、19世紀になってからのこと。人類の歴史的に見ると「つい最近」の話なのです。
血管の役割
次に血管。古代時代から「血管」の存在は認知されていました。事実として古代に制作されたとされるレリーフには、しっかりと血管が刻印されています。ところが古代時代における血管は、神様がおられる心臓で生気が行ったり来たりするための器官であると、本気で考えられていました。
エネルギーを直接心臓に届ける血管が走っているのが、左手薬指になります。ちなみに現代のように「心臓を介して血液循環をしている」が広まったのは、17世紀になってからのことです。
ロマンを持って
ロマンの欠片もない話になってしまいました。ただ左手薬指が「愛の象徴」であるのは、令和時代においても根強く信じられています。左手薬指に指輪をはめるのは、2人の絆を意味しています。
また左手中指なら協調性の向上・人差し指であれば積極性を高めてくれる効果も。指輪が持つ力は、現代科学を凌駕するほどのものです。